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2004/02/10

ひとつの時代の終焉

今日は定時でパッと会社を出ようと悪だくみをしていたが、こういう日に限って片付けないといけない仕事があり、18時半・帝国ホテルのオールドインペリアルでの待ち合わせにはとても無理。なんとか半に社を出る。会社の前から乗ったタクシーの運転手さんがオトコギのある人で、舌打ちをしまくりながら最短ルートを取ってくれ、15分の遅刻ですんだ。

今日は、数寄屋橋近くにある老舗のバー「ソフィア」の閉店記念パーティー。このバー、もともとは著名なシャンソン歌手の方がオープンしたお店で、何10年という間常連さんだったお客さんもたくさんいるそうだ。私は初めて連れていってもらってから3年くらいにしかならないと思うが、電話はいまどき絶滅したと思っていた黒いダイヤル式。かかるBGMはシャンソンやジャズ、そして映画会社の人が置いていったらしい宣伝用のものなど大量のLPレコード。スピルバーグの「太陽の帝国」のサントラLPを見つけてびっくりしたこともあった。

店じまいするということはやはり、体力的なものだけではなく経済的にもきつかったのかなとも思うが、私が訪れた数少ない機会にはそれなりにお客さんもいたりしたし。。。

今日は閉店パーティーということで超常連さんらしい人々がうじゃうじゃと。映画関係者なのか、延々とヴィスコンティの名作について語り合っている人、シャンソンつながりで歌うたっちゃう人。「いつもこれだけお客が来てれば閉めなくてすんだのに。ヒマだったのよね」ってかなりお年を召したおばさまが問わず語りに声をかける。

Kさんはさすが顔が広いというか交友関係が多岐にわたっているというか、「全然知り合いが今日来てねぇんだ。。。おっ!」と言ってある方と目があっている。「なんでこんなところで」と言ってしばし盛り上がっていたのは、文芸編集者で「向田邦子ふたたび」などでも直木賞受賞の時に出てくる豊田健次さんだった。

主賓?であるマスターは顔を真っ赤に火照らせ、必死の形相でシェイカーを振り、グラスをステアしていた。それでも私たちの顔を見るなり「何にしましょうか?」っていつもの調子で。お店がなくなっちゃうのが本当に寂しい。マスターがあまりに急がしそうで見ていて気の毒で早々に退散。

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コメント

ちなみに豊田健次さんは最近こんな本
を書いています。
それからソフィアの最後の日をつづったHPを発見。ここ、どんな人がつくってるどんなメッセージを発信してるサイトかもうひとつよくわかんないけど、かっこいい。

投稿: るこ | 2004/02/27 18:08

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