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2004/12/28

なんとか、モルディブ旅行キャンセル

キャンセル料100%をほのめかされた津波後のモルディブ旅行。一夜明ければ、またさらに悲惨な被害の状況が判明する。目の前で友人が津波に流されたピピ島の日本人観光客。泣き叫ぶインドの母親。病院でこんこんと眠るヨーロッパ系の少女。4年前お世話になったプーケットのDSのblogを使った掲示板には、行方不明になった人の情報を求める書き込みが出ていた。

こんな記事も。
地球3周の地震波を観測、長野で気象庁 スマトラ沖地震
(asahi.com特集:スマトラ沖地震)

【記事より抜粋】山本雅博・地震津波監視課長は「巨大地震だったので数年単位で余震は続く。しばらくはマグニチュード8クラスの余震の恐れもあり、余震による津波への注意も必要だ」と話した。

昨夜先輩からさずかった作戦も反芻しつつ、キャンセルするべく旅行代理店に電話。

相手の出方によって、どの爆弾から投下するか考えたが、拍子抜けするほどあっさり「事情が事情ですのでお金はお戻しする方向で考えさせて頂きます」との答え。現地代理店と再度交渉の上連絡をもらうことになった。どうやらリゾートは無事なんだからキャンセルチャージよこせ、とかなり主張されたらしいが、夜になって旅行代金の全額を返還してくれる旨の電話をもらい、騒動は収束した。

どうやら最終的にはこれが効いた模様。
インドネシアにおける大規模地震の発生
(外務省海外安全ホームページ)
現地の状況が沈静化するまでの間は、同地域への不要不急の渡航は延期を検討されることをおすすめします。
もうちょっと早くコレ出してもらえれば…。

しかし、ちょっと愕然とするような現実も目にせざるをえなかった。

私が行く予定だったリゾートは幸いにも津波の被害はなかった。現地情報としてハウスリーフを潜っている時に津波に遭遇したガイドの生々しいレポートが報告されており、改めてぞっとした次第。ところが、きょう再度見にいってみたところ、観光局が安全宣言をしたという理由でダイビングは再開されているという。

「皆さんのお越しをお待ちしています」の一文に激しい違和感。

もちろん、現地で感じる温度と情報の洪水の渦のただなかにいる私の温度がかなり異なることはわかる。そして、今回、いちばん有名な繁華街が大きな被害を受けたプーケットをはじめ、政情不安なスリランカやモルディブで経済の大動脈である観光への打撃はなるべく抑えたいという心情も理解できる。

ただ、観光だって経済だって、命がなければどうしようもない。そして、ダイビングはもともとリスクが一定以上あるスポーツだ。第一波の津波のときに無事だったからといって次も無事ですまされる、と言い切れるのだろうか。

今回の津波は、プーケットなどでは揺れを感じて、日本人なら「津波来るかも」と考えられたかもしれないがモルディブなどでは揺れず、いきなり津波がやってくる「遠地津波」というものだったという。国際的な津波警報システムの不備などもすでに指摘されている。「安全宣言」は、どんな根拠で出されたものなのか。

海外に出れば自分の命は自分で守るのが原則。とはいえ、ガイドがついていたら安全は確保されるのか。何人のゲストに対してガイド1人がついてるのか。

非常に複雑な気持ち。

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