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2005/01/04

スマトラ沖地震でできること--特にモルディブ--~その3~

11日20:20更新
タイやインドなどに関してはblogでもかなりの情報を仕入れられるけどモルディブの津波被害については比較的少ないのでモルディブに絞るつもりで何点かエントリをしてきましたが、少し情報が散漫になってきたので整理しました。でも長いなぁ(汗)。

外務省のデータによると、モルディブを訪れた外国人の数でいうとイタリア、イギリス、ドイツについで日本は4位。2年前には約43,000人が渡航しています。というわけで、ぜひモルディブに「観光に行く」だけではなくもう少し手を伸ばせたら、と思ってます。

支援関連情報には、なるべく民間へお金が行くものを中心にリストしました。可能な限り調べた結果、モルディブ政府にお金が直接行くと、残念ですがきちんと現地の人のために使われないのではないかという懸念が払拭できなかったためです。

【モルディブ救援関連】
Friends of Maldives(英語)
→イギリスに本拠を置くNGO。エントリに書いた「現地へ行く人に運び屋募集」はとりあえず収束した模様。集まった物資やお金を持ってスタッフが現地へ向かった。BBCが同行取材しているという。モルディブが抱える人権問題にも触れているので、この機会に読んでみてください。

The Dhivehi Observer(英語)
→モルディブのニュースを英語で発信している。30年近くなる現在の長期政権にはかなり批判的なので政府の対応についてはかなり辛口。リゾートからの被害状況報告や、救援物資が地元有力者の腐敗によってきちんと行き渡っていないことなどもアップされている。日本の援助団体がそうした腐敗の一部を目撃した旨報告がされているが、さてどんな人たちなのだろう…。

ダイブサービス「Mirissa」のチャリティーツアー大瀬2ビーチガイド
→大瀬や雲見など西伊豆を中心にガイドしている「おるか」さんが呼びかけました。5日に終了。実費以外(つまりガイドさんの稼ぎ分)をユニセフに寄付する予定。

日本・モルジブネットワーク スマトラ島沖地震モルジブ義援金
→2003年設立のNPO。お金の受付は銀行振り込み。義援金はモルディブ観光産業協会・モルディブ政府観光局・ユニセフモルディブ支部を通じ支援にあてられるとのこと。政府観光局発表のプレスリリース(英語)も読める。日本人が多く訪れるリゾートや現地旅行代理店で働く人たちから支援をお願いするメッセージが多数。

モルディブ共和国名誉領事館 加賀電子(株)義援金受付(PDF)
→パソコン周辺機器などの「加賀電子」が窓口。同社は外務省も認定の総領事館。お金は銀行振り込み。「ハッピー・トラベルデイズ」の寺田直子さんからの情報提供。なぜ?については以下の記事が少し古いが詳しい。
加賀電子は某国領事館だった(ascii24.com)

【モルディブ現地情報】
日本人としてできること
→ハクラで被災したとーじさんのblog。ハクラでは死者も出ており、水上コテージで津波に遭遇、流された体験談は壮絶。被災経験から感じたことの記事に飛びます。リゾートでの日本人の互助精神のなさについては私も身に覚えが…。
Maldives 'set back by 20 years'(BBC News)
→モルディブ政府当局者の話として、津波によってモルディブの社会・経済発展が20年前まで戻ってしまったということを紹介。20の島は完全に破壊されてしまい、53の島が大きな被害を受け、12,500人が住むところを失ったという。

モルディブ現地レポート(Maldives Information Center)
→モルディブ現地の日本人向けツアーオペレーター「Cox and Kings」がモルディブの政府観光局からの「お墨付き」を受けてやっているサイトの中にある、リゾートの被災状況。1月4日、5日とアップデートされていた。同社が取り扱っているリゾートの情報のようなので有名どころでも入っていない島も見受けられ、網羅するところまではいっていないが、復旧状況なども書いてあり参考になる。blog「paradise」のまーりんさんからの情報提供。

STワールド(旅行代理店)
→ダイバーにはおなじみ「アイコレ」のサイト。リゾートの被害状況や、ツアーの催行状況、キャンセル料金などについて非常に詳しく情報を提供。

RAKUEN Maniac Love
→hikaruさんのblog。アリ環礁のランガリヒルトンの日本人ガイドさんがダイビング中に津波に遭遇した時の様子のメールがアップされている。

村井かずさウェブログ
→リゾートに水上飛行機で移動するため前泊したマーレで地震の揺れを感じたこと、その後水上飛行機で移動途中に津波が来て目的のリゾートにたどりつけず、別のリゾートに島流しにあった様子や、旅行代理店とのやりとり、安否を心配して電話してきたお父さまの話などなど、生々しいレポートが。(4日に完結)

ひとりごと。
→マクヌドゥに滞在していて津波に遭遇したyukiさんのblog。ご本人はデイトリップに出かけていたため実際の津波は体験していないが…。

スマトラ沖地震津波 モルディブ被害ルポ「楽園は失われた」(東京新聞)
→モルディブ政府の緊急調査団に同行した記者のルポ。ローカルの被害状況の報告は少ないので、なんかキレイに最後まとめちゃってますが、貴重。日本から届いた薬が、字が読めず使えないなど痛い報告も。

ワールドツアープランナーズ(旅行代理店)
→4日に入ってモルディブ情報を配信しはじめた。クルンバとラグーナビーチの様子が写真つきPDFファイルで見られるほか、アイランドサファリの赤間さんのレポートが読める。リゾートの被災状況や旅行の取り扱いについても記載あり。水上飛行機の飛行状況について触れられているのが新しい。

インド洋津波:モルディブの病院、連絡先一覧(でこぼこ翻訳ハジメ)
→モルディブには大使館がなくスリランカが兼ねている。4日現在、モルディブにいると思われる日本人30人と連絡がついていない。blog管理人さんが捜索活動において情報提供が必要ではないか、とのことでエントリ。

【義援金関連(ネットで可能なもの限定)】
国境なき医師団日本 インターネット寄付
→国際的にも定評ある団体。今回も立ち上がりは早かった。2,000円、5,000円、10,000円の3パターンから組み合わせて募金できる。
【注】1月6日21時50分現在、フランスの本部は今回の災害に関連する募金は十分集まったのでもう必要ないと表明したとの情報あり。国境なき医師団日本の6日付プレスリリースは募金の中止という表現はしていないものの、「1日50円キャンペーン」に誘導している。

ユニセフ・インターネット募金
→団体の性格上、助けるのは子どもに限定される。パッケージの形だと2,000円から、自分で金額を入力することもできる。
難民を助ける会インターネット募金
→スリランカに2人が出た。8日には帰国の報告会が東京で開かれるとのこと。カードで決済可で、募金の目的を指定することもできる、という。
ワールドビジョンの募金ページ
→カードも使えるがフリーダイヤルに電話しないといけない。ペさんがワールドビジョン韓国に3千万円募金したことで一気にペさんの「家族」がなだれをうってお金を払い有名になった。サイトトップでもしっかりペさんを使ってPR中。被災地支援の募金も大切だけど、ここがやっているチャイルドスポンサーシップ(里親制度)が中長期的に必要になってくると思う。
e-ボランティアネット
→JVC、ブリッジエーシア、セーブ・ザ・チルドレンの3団体へのオンライン募金の入り口あり。現時点で集まっているお金の額が少ないのでちょっとショックかも。難点はオンラインで募金したい場合、決済システム「QQQ」に入会せねばならず、若干手間がかかる。

募金パーク
→スポンサーを別途募ることで、アイコンをクリックすると1円が募金される仕組み。お金はユニセフへ。
Yahoo!ボランティア
→指定された壁紙の購入が義援金として日赤に送られる。カードは使えるがYahoo!に登録していないと面倒くさいかも。
イーバンク銀行:被災者義援金
→年末の忙しい時期にいちはやく立ち上がった。会員の人は便利。集まったお金の総額のアップデートもされている。お金は日赤へ。
Japan Net Bank救援金募集
→イーバンクには1日遅れたけど…。こっちはユニセフへ。
Amazon Honor System(Amazon.com)(英語)
→オンライン書店amazon.comのサイトから寄付できる。ただしアカウントを持っていないと面倒。また、amazon.co.jpからも寄付できるようになったが、co.jpのアカウントではダメで.comのが必要なのであまり意味がない…。
Disaster Emergency Committee(英語)
→イギリスの国際援助系団体の「傘」。日本でもおなじみのセーブ・ザ・チルドレンやCARE、赤十字も含まれる。アフリカなど、日本では手薄・手が届きにくい地域も旧宗主国ですから強いでしょう。

【マイレージを寄付】
タイ航空Royal Orchid Plus(英語)
→1月31日まで限定。10,000マイルから。被災地に入る医療チームの航空券や荷物の輸送料、また、支援団体へ寄付するとのこと。方法はファクスなので若干ハードルは高めかも(前述「ハッピー・トラベルデイズ」より)。

ノースウェスト航空 エアケア・チャリティ・プログラム
→ノースで飛んだマイルを提携している団体に寄付できる。今回の場合は国境なき医師団日本やシャプラニールへ行くことになりそう。

キャセイ・パシフィック航空Asia Mile for Charity
→キャセイのマイルをお持ちの方はコチラから!1万マイルから5千マイル単位と若干単位は大きめ。

【スマトラ沖地震の基本情報】
スマトラ地震救援情報ブログ
→Tiscrivoさんが立ち上げているblog。企業や団体、政府の動きや募金情報など幅広い情報が収集できる。
国際協力・NGO情報ブログ
→こちらもかなり豊富な情報量。特に新聞各紙の報道をまとめており、広くさくっと情報を集めたい場合にも役立つ。
インド洋津波:評価機関による、主要慈善団体の効率性・透明性評価一覧
→blog「でこぼこ翻訳ハジメ」に掲載されている国際的な支援団体などの評価。募金する前に目を通してみてほしい。このblogは現地発の安否確認情報などもかなり詳しい。
exciteニュース スマトラ沖地震支援情報
→募金情報と支援団体・現地情報などについて一覧でみられます。
Wikipediaの「インド洋大地震」エントリ
→被災国の基本情報やグラフィックも豊富。基本のキの字はここからもOK。
外務省の海外安全ホームページ
→被災地域を旅行中の日本人への呼びかけや、被害家族の方への注意事項などもアップされてきた。安否情報のリンクもタイを中心にかなり紹介されているがテキストなのですぐ飛べない(わざと?)。

【その他】
アップルコンピュータ
→サイトトップにお見舞いメッセージと救援活動をしている団体へのリンクをドカンと貼っています。本家の英語サイトもおそろい。さすが、というかなかなかエッジなことをします。Macユーザーとしてはちょっとうれしかった。6日になって通常運用に戻ったが、日赤経由の募金の呼びかけは引き続きトップページから。

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コメント

レイちゃんさんお久しぶりです。コメントありがとうございました。

blogのTBや検索でこれだけの情報を集めるだけは、それほどの手間ではなかったのですがまとめるとなるとちょっと考えました…。もうちょっとコンパクトにできるといいんですが。

ヴィルリーフは津波発生後のかなり早い段階でゲストを全員別の島に避難させたとThe Dhivehi Observerで読みました。その後、各旅行代理店が出している被害状況でもその後の情報が入っていないということは被害がかなり出たということなのかなと推測していました。

どのみち、私たちの善意がなるべくロスの少ない形でモルディブの方のお役にたてるといいなと考えています。

投稿: ruko | 2005/01/05 15:55

るこさんお久しぶりです。
たくさんの情報、集めるのもご苦労があったことと思います。
お疲れさまでございます。そしてありがとうございます。
自分にも何かできることはないか?と考えています。出来ることなら現地にてマンパワーとなりたいのですが...それも難しく、様々なご意見や情報を参考にさせていただいているところです。
モルディブ旅行から仲間も増え、今回のスマトラ地震の津波では、現地の方や旅に出ている友人達が気がかりでなりませんでした。るこさんは1月中旬あたりに行かれるのかな?と予想しながらも、いや?もしや?と、とても心配で、こちらを拝見してホッとしたのが昨日のことのようです。今、大変気になっているのは、ヴァカルファリの前に訪れたヴィルリーフの状況ですが...。しばらくは、静かに、日々、状況を確認していくことになりそうです。

投稿: レイちゃん | 2005/01/05 13:36

hikaruさん書き込みありがとうございました。

津波の直後の書き込みのあとhikaruさんのblogが静かになったので、自分でも調べながらもなんだかhikaruさんはこんな風に思っていらっしゃるんだろうなと思っていました。

個人的には、1月の連休頃からモルディブを予約している方たちが行くかどうか決めかねているのではないか、そのときの判断材料を提供できればいいなと思ってこのエントリを書きました。NPOや総領事館について紹介したのは判断材料の一助になればということで…。

情報がないのは出てきてないからだ、っていうことも多分あるはずなんですが…。モルディブだけでなくスリランカにしてもアチェにしても、今回いろんな意味で通常の手段ではいちばん手が届きにくいところが被害にあってしまったことを改めて痛感させられています。

投稿: ruko | 2005/01/05 12:52

モルディブという国のかなり深い部分まで知っている私としては、あまり安易に義援金を出すことができないのが事実です……。あまり込み入ったことは言えないのですが……。
スマトラ沖地震の件で特定の国にこだわらずに援助したい場合は日赤なり国境なき~なり、ドラえもん基金なり、気持ちの問題でどこでも寄付金を出すのはいいと思います。でももし「モルディブの復興に役立ててもらいたい!」という話ですと、もう少し状況を見てから……というのが正直な意見です。
今、ある知人がどのような形の支援が適当か、モルディブに視察に行きました。この件に関しては、彼のレポートを聞いてから動こうと思っています(彼のレポートは日本政府にも提出されますが……)。
何か新しい動きがありましたら、私のブログにアップしますので、ときどき見にきててくださいね。
でもこうゆう緊急事態になってから、モルディブの国としてのもろさを強く感じます……。はぁ……。

投稿: hikaru | 2005/01/05 03:16

IZさんだ!
というわけであたくし、モルディブに行けなくなったかわりに横浜でリゾートライフという名の引きこもり生活?を満喫しております。キャンセルで戻ってきたお金全額寄付したら、と複数の人にいわれちょっと悩んでしまった凡人だったりする。

日赤についてはちょっとココでは支障があるのでまた別の機会に…。ただ、ちょっとどうかなぁと思う一方でアツイ意思と志をもって現場に立っている人たちもいるのを知っています。浄財はきっとお役にたつはず、っていうかたってくれないと、困りますよね。

飲みにいきましょうよ。久しぶりにまたいろんな話IZさんとしたいっす。

投稿: ruko | 2005/01/05 01:14

おひさしぶりです。IZです。
災害があったので、モルジフといえばるこさんどうしているかな?と訪れてみました。

募金の話が話題になってましたが、私もしてきました。ちょうど株の配当金を受け取りに郵便局に行く用事があったのですが、悲惨な現地レポートが続く中、不労所得を受け取るのが心苦しくなり、そのままその場で全額を日本赤十字に寄付してしまいました。これでニュース見るたびに重い気持ちになるのが少しは軽くなるかな?と自己満足。

しかし、るこさんの「日赤怪しい」「国境なき医師団おすすめ」みて、あーそっちにしておけばよかったな~とちょっと後悔。そのとき、国境なき・・・はぜんぜん頭に浮かばなかったのですよ。

2万円という私にしてみればけっこうな大金だったのですけどね。。。今度配当入ったらそっちにします!

ではでは。たまには飲みいきましょう~

投稿: IZ | 2005/01/05 00:57

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