« まさに迎春(泣) | トップページ | 「国境なき医師団」の募金受付終了? »

2005/01/06

援助や義援金では、たぶんできないこと

ミヒャエル・シューマッハーやレオナルド・ディカプリオなど各界の著名人が多額の寄付をしたり、支援の輪が広がっている実感は、ある。被災地支援会議も迅速に開かれたし各国・地域による37億ドルの支援表明っていうのも、すごい。

ただ、国際機関だけでも半年間に9億ドル必要、ということは、義援金や各国による支援ではできることに限度があるということは明らか。アチェなどはまた別に考えないといけないと思うが、少なくともタイやスリランカ、そしてモルディブに関しては、なんとか観光で食べてゆくことが、自立と復興ということなのではないだろうか。

私が観光による復興について思うことが見事に書かれています。以下のエントリをぜひ読んでいただきたいです。
その次にできること(ハッピー・トラベルデイズ)

この10日、「行くべきか、行かざるべきか」の議論を多数のblogや掲示板で読んだ。例えばプーケットではパトンを除外すれば島も大きく被害を受けていないところも多いよ、という声もあった。個人的にはきょう現在ではまだ時期尚早かな、とは思う。WHOが感染症の拡大を懸念している現状では、万が一にも現地で感染して日本に病気を持ち帰るなんてことがあっては台無し、という意見に賛成だ。

あくまでも行く本人たちが、きちんと自分たちの手で情報をあつめ、意思を持って行くことが大切なんじゃないかという気がする。

あとはこれを機に、心ある人たちには、旅行先の国のことをその国の政治体制なども含めてもっと積極的に知ってほしいと思う。そして現地では、出会う人々とたくさんコミュニケーションをとってほしい。リゾートライフを満喫するだけ、すれ違うほかのゲストと目も合わせず朝から晩までガツガツ潜るだけ、そして日本語がしゃべれるスタッフに全面的にサポートされた移動だけ…でなく。

それにしても、ヨーロッパではEU議長国の呼びかけで一斉に黙祷をささげるなど衝撃波の大きさを感じるが、日本が妙に冷めている感じが相変わらずぬぐえないのが残念。

【追記】冒頭に書いた世界中の国と地域からの支援表明に関しては手放しで喜べない部分もあります。TBしていただいた以下のエントリをぜひお読みいただきたいです。
支援金?それとも上納金?(ば○こう○ちの納得いかないコーナー)
(1月7日)

|

« まさに迎春(泣) | トップページ | 「国境なき医師団」の募金受付終了? »

コメント

>マリィ。さま
コメントありがとうございます。きょうの新聞にもプーケットのビーチにでるヨーロッパの観光客や、津波の様子をCD-ROMに焼いて売っている地元の人の様子が報道されていました。その記事によると日本人は自粛モード、ヨーロッパ人は比較的肝要、とのことです。デリカシーの線をどこに引くかも難しいところだとは思いますけれど、日本人は気前よく観光地でお金を落としてゆく人の代名詞でもあるし、ホントによく考えて、行き先を考えてほしいです。

>giants-55さん
国連については日本はどういうわけか「国連信仰」みたいなのがある、とスマトラ地震救援ブログに書かれてありましたがその通りだと思います。国際貢献をどうするか、という話をつきつめていくと、国連の常任理事国入りだけではなく、この財政逼迫のおりODAはどうすべきかという問題もありますよね。あちこちのblogに散見されるモルディブへのODA(防波堤)=善、中国へのODA=悪、という議論がどうも気持ち悪くてたまりません。またblogにお邪魔させていただきます。

>寺田直子さま
おっしゃる通りだと思います。モルディブ、ぜひ次の休暇の行き先として検討したいと思っております。お忙しいところコメントありがとうございました。

投稿: ruko | 2005/01/08 23:11

TBありがとうございます。

私が伝えたかった気持ちは、おそらく海外を旅したことのある人ならみな、理解できるものだと思っています。

早くモルディブのすばらしい海で潜りたいですよね!

寺田

投稿: 寺田直子 | 2005/01/08 17:40

初めまして。書き込みのみならず、自記事の紹介までして戴き、本当に有難うございました。

「正論を吐くだけでは意味が無く、実際に行動に移せるかが大事ではないか。その為には影響力の有る常任理事国の一員に日本がなるのは必要。」という声も有ると思います。

唯、自分が懸念するのは、日本政府が「常任理事国入りする事が最終ゴール」と捉えている様な気がするからです。常任理事国=大樹という発想。これは、同じく常任理事国入りを狙っているドイツも同じなのかもしれません。常任理事国入りする事=一等国と捉え、常任理事国になっても、今迄の様に全くヴィジョン無きままにアメリカ追随を続けて行くのであれば、全く無意味だと思うのです。

今の国連は正直、アメリカの横暴さを抑制出来ていません。日本が常任理事国となり、独自の一貫したヴィジョンを展開出来れば良いのですが、却ってアメリカべったりの姿勢が強まるのではないかと感じます。

そうであれば、在野、つまりOne of themの存在であっても良いから、独自の毅然としたヴィジョンを展開して欲しいと。外交は騙し合いや駆け引きが求められます。今迄日本が行って来たのは、外交ではなく、外交もどき。アメリカにのみ擦り寄って行くのではなく、時には関係が悪化している中国と結び、又、時にはアフリカ諸国と結ぶ・・・。こういった、真の外交が必要なのではないでしょうか?

影響力を持つ為に常任理事国入りするというのも確かに有るとは思うのですが、それで却って身動きが取り難くなる部分も多々有るのではないかと。まあ、要は日本政府が、国益を踏まえた上で、尚且つ世界貢献をどう行なって行くかというきちんとしたヴィジョンが有るか否かが重要だと思います。それが有るのであれば、常任理事国入りするのも意味を持って来るとは思います。

これからも宜しく御願い致します。

投稿: giants-55 | 2005/01/08 01:47

rukaさん、こんにちは。
まさに、その通りだと思いました。

これから観光に行く方は『意思』を持って行ってほしいですね。情報収集を自分ですることや、現地の人とのコミニュケーションももちろん、こんなにも悲しい出来事の真っ只中にある地域へ赴くのだから、デリカシーを持って行って欲しいなと思います。

投稿: マリィ。 | 2005/01/07 11:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12469/2491880

この記事へのトラックバック一覧です: 援助や義援金では、たぶんできないこと:

» 支援金?それとも上納金? [ば○こう○ちの納得いかないコーナー]
スマトラ沖地震の被災国に対する支援金だが、政治的な思惑を含んだ”増額合戦”の様相を呈してきている。日本はいち早く最大5億ドル(約515億円)の無償資金協力を表明... [続きを読む]

受信: 2005/01/07 03:34

« まさに迎春(泣) | トップページ | 「国境なき医師団」の募金受付終了? »