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2005/12/26

津波から1年、モルディブは…

リゾートのハンモック

スマトラ沖地震と大津波から、1年たちました。それまではとても内向きな「備忘録」だった私のブログに、モルディブ旅行のキャンセルのエントリをしたことからPVが増え、個人も「メディア」になり得ることを実感したのもこの事件がきっかけでしたので、感慨深いです。

津波から1年を報じる日本のニュースは、やはり日本人の犠牲者が多かったタイや、最も被害の大きかったアチェに焦点を当てていて、スリランカやモルディブの情報については、ほとんど触れられていません。そんななか、流石と思ったのはBBC。内容をメンテナンスしながら、津波のコンテンツを1年たった現在でも読むことができます。イギリス人観光客の被害も多かったからでしょうが、見識の高さを感じます。

BBC In-Depth TSUNAMI DISASTER

気になるモルディブなのですが、復興は進んでいるようです。75あるリゾートのうち、まだクローズされたままなのはメドゥフシやフォーシーズンズなど12にとどまっているみたい。今後5年間で35のリゾートを新規開発して、ベッド数を3000から5000増やす計画もあるのだとか。環境に優しく進めてほしい…。
Visit Maldives

一方、しばらくチェックしていませんでしたが、イギリスに拠点を置いているFriends of Maldivesが特定のリゾートをボイコットしよう、というキャンペーンを始めていました。

日本ではあまり知られていませんが、モルディブのガユーム大統領は28年もの長期政権を敷いており、このNGOは現政権を人権侵害を続ける独裁政権と断じています。報道管制や反体制を訴える人の拘束などを報告していて、大統領と側近につながる人たちが経営にかかわっている22のリゾートに行くのは、よしましょうと訴えています。リゾートの一覧はこちら

ショックだー。3回目に行って、いちばん気に入ったリゾートのヴァカルファリも含まれてました…orz。日本人に人気で有名なリゾートもたくさん含まれてます。代表的なのは以下のリゾート。
・バンドス
・ココアアイランド
・ハクラクラブ
・パラダイスアイランド
・ヴィルリーフ
・オルベリ
・ビヤドゥ
・ココパーム
・マクヌドゥ

読まなきゃよかった。しかし、読んじゃった以上、政権交代するまでは(そんな日がくるのかどうか…)ヴァカルファリにはもう、行けないよ。寂しすぎる…。

モルディブ?青い楽園モルディブ-青い楽園
三好 和義

小学館 1999-07
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【追記】壮絶なピピ島での被災体験を綴られ、現在もタイ南部の復興を願ってブログを書いていらっしゃる方からTBいただきました。ブームになるとその地をこぞって訪れ、事件事故が起こると潮が引くように行かなくなる日本人の姿勢についても悩みながらいろいろな意見を書いていらっしゃいます。

西訪旅游 〜プーケット・ピピ島情報〜

また、寺田直子さんのハッピー・トラベルデイズにも1年を経た12月26日のエントリがあります。この1年、継続的に被災地域の情報が「観光」の観点からエントリがされ、非常に参考になりました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

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コメント

keizoさん、こんばんは。コメントありがとうございます。うれしいです。

三好さんのこの本、私も手にとって吟味してから買いたいなぁ、と思っているのですが、いまだかつて大きな書店でも見たことがありません(汗)。モルディブは水上飛行機からみる景色と、白い砂が反射するなんともいえない白のような浅瀬の青が大好きです…。

って書いていたらまた行きたくなってしまいました。リゾートはいつも日本人のゲストが少ないところを捜しています。ヴィルリーフ(日本人にも人気ですが…)、羨ましい!!

またゆっくりホームページも拝見させてくださいね。

投稿: ruko | 2006/03/08 02:11

rukoさん、初めまして。
今日、トラックバックさせていただいたkeizoです。
モルディブの本を探していたら、こちらのブログがヒットしました。
三好和義さんの「モルディブ-青い楽園」ですが、なかなか本屋に置いてないので、そのうちアマゾンで買おうかなと思ってます。
ところで、4月末にヴィルリーフに行く予定です。ボイコット推奨リゾートに入っているのは残念ですが、楽しんできます。
また、立ち寄らせてください。

投稿: keizo | 2006/03/08 01:58

なんちゃんさん、あけましておめでとうございます。

ブログって本当に不思議な世界ですよね…。加湿器について書いたら、カエルをこよなく愛する方がTBしてらしたり、フランスのことを知りたいと思えば、マルセイユに住んでいらっしゃる方のブログでパンの香りがしてきそうなエントリを読めたり。

改めて「情報」の価値や意味について考えています。インド洋大津波のときは「オンラインで募金したい」というエントリにたくさんのPVがあり、ささやかとはいえ善意のリレーをできたことを実感したことも思い出します。

またときどきお話できるのを楽しみにしております。

投稿: ruko | 2006/01/03 00:02

自分も単に自分の身の回りのことを書くだけだったのが、とある記事をきっかけに猛烈に訪れてくれる方が増えました。総選挙の時はいろいろな方の意見を読ませていただきとても参考になりました。個人が発信する情報でも本当に「メディア」として成立するということに驚かされました。今日もこの記事を読んで津波の爪あとの大きさと、日本人のかかわりについて有意義な見識を得ることが出来ました。海外にほとんど出たことがないので、あまり考えなかった視点でした。折を見ていろいろ調べてみたいです。

投稿: なんちゃん | 2006/01/02 01:05

のっちさん、再度のお立ち寄りありがとうございます。

ブログに書いたこと、そしてそこから広がった輪がのっちさんを癒していることをお祈りしています。タイ、そして今回の津波で被災した国のことを忘れず、旅をするときの選択肢に入れていきたい、とまた思いを新たにしました。

投稿: ruko | 2005/12/29 00:08

寺田直子さま、お忙しいのにコメントありがとうございます。

そして、1年間お疲れ様でした。

>>モルディブの日本人観光客の戻りが遅い

ご指摘のとおりハネムーンで行く場所だから、ですよね…。個人的には今回の津波によって、一段とリゾートの高級化や差別化が進み、日本人を受け入れてくれないリゾートが増えることを若干危惧しております。「日本人専用リゾート」に行っても仕方ないし。

来年は機会があればぜひ被災地のどこかを訪れて報告できたらいいな、と思っております。

投稿: ruko | 2005/12/28 23:59

西訪旅遊にコメントありがとうございます。
また、わざわざ本文中にてご紹介いただき、本当にありがとうございます。
最初は、眠れず、自分であの事実を受け入れるためにブログなるものを始めたのですが、書いているうちに、あの現場にいた私にとって、災害が風化していき、現地で生きている方々、また、被災状況やその後の風評被害がだんだん堪えられなくなり、こうしてブログを続けている次第です。
このブログを始めたおかげで、大勢の被災者、そして現地を支援している方、現地で働いている方と知り合うことができました。
津波で大勢の人が私の周りで命を落としたことは、残念でなりませんが、新しい仲間と知り合えたことは私のこれからの宝として生きていきたいと思っています。
私は文章が苦手で稚拙な表現力しかありませんが、私なりのスタンスでこれからも書き続けていきたいと考えています。
ありがとうございました。

投稿: のっち | 2005/12/28 21:25

TB、そしてハッピー・トラベルデイズへのコメント、ありがとうございます。

モルディブは正直にいうと、気にはなっている被災地ではありましたが、被害が少ないということもあり、今年、訪問することもなく情報発信することもなく過ぎてしまいました。

でも、ここにきて実はモルディブの日本人観光客の戻りが遅いということがみえてきました。
やはりハネムーナーの利用が多いという特徴があるのでしょう。

津波から1周年。まだまだスタートラインです。
観光客としてわたしたちに何ができるか。
これからもっと彼の地を想い、深く考えていきたいと思っています。

旅を、海を愛するみなさんと共に。

LOVE

投稿: 寺田直子 | 2005/12/28 03:27

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