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2005/12/27

CJの葛藤 〈TWW-4 第13話〉

しんみりする話が続くなぁ…。クリスマスのエピソードで父との葛藤が描かれたトビーが「お父さんはどう?」って何度もなんどもCJに訊ねるのが印象的でした。

日曜日、スーパーチャンネルで字幕版の第1シーズンを見ていたら、番組の最後にジョン・スペンサーさんの訃報を静止画面で伝えてた。NHKにもこのくらいの配慮があってもイイのに。

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以下、感想です(ネタバレあり)。

重たい話だったので、久しぶりに見たマシュー・モデインは"ボーナス"ということで。地味にお仕事してるみたいですがIMDbでは顔写真なし。もう46歳かぁ。車の中から同級生たちを見ながらCJが「私たち、あんなに年とっちゃったのかな」という台詞があったのですが、ちょっと衝撃的。ちゃんとCJ役のアリソン・ジャニーと同じくらいの年の俳優をもってきてるのは、さすがです。あと、なんとアリソンってオハイオ州デイトンの出身なんですって。そのデイトンを舞台にもってくるなんて、心憎い。

祖父をCJのお父さんと同じ病気で亡くしているので、タイトルになっている"The Long Goodbye"は本当にその通りだと痛切に感じました。どうして「アルツハイマー症候群」を「認知症」と言い換えねばならないかも、個人的には疑問に思い続けています。

CJと父とのエピソードが今回の前にあったかどうかは「流し見」だったのか、印象にあまり残っていなかったのですが、お父さんのキャラクターのつくり方も相変わらず見事、のひとこと。手際よく料理もつくり、ジャズやエルガーを愛し、ピアノでバッハを奏でる。1学期しか教えなかった生徒も一目で名前が出てくる。そんな聡明な人の脳のなかで"demolition derby"が起きる、なんて。

実は秋になってアメリカのドラマをよく見るようになったことがきっかけで、少し懐かしくなって中学時代を過ごした街についてネットで調べました。そのうち、通っていた中学校と高校のHPを発見。卒業してからもう20年が過ぎているのに、まだ同じ教科を教えている先生が何人も残ってました。そして、同級生の1人は高校で社会科の教師に。アメリカの「ふつうの街」ってこんな感じで、同じ先生が娘と孫を教えたりするんだよね、たぶん。東京など日本の大都市圏では考えられないことだと思うけど。

だから、お父さんの再婚相手は同級生の母親で、厳しかった英語の先生だったり、かかりに行ったお医者さんも教え子、っていう設定もまったく不自然じゃない。CJの才能を磨くのに手を貸したであろう英語の先生(モリー)にCJが吐き出す台詞に胸を衝かれました。

ホワイトハウス報道官の仕事と父親の介護が両立できるはずもなく、デイトンとワシントンを頻繁に往復するのも難しい。CJはどういう選択をするのか、そしてスピーチを聴きにきたモリーがどんな選択をしたのか、続きが描かれていることを祈りたいです。

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コメント

KEIさん、こんばんは。

アメリカに住んでいた80年代前半はまさにgood ol' daysであるわけですが、最近のハリウッドのリメイクブームを見ていると、60年代とベトナム戦争後の70年代後半から80年代は「よき時代」だと彼らも思ってるんじゃないかと…。

Google earthで私が住んでた家がまだ(恐らく)そのままの形で建ってるのを確認してちょっとしんみりしたりしてました。

私は現地のファンサイトをチェックするほどはTWWをアツく見ていないので、また楽しい情報楽しみにしています。よろしくお願いします。

投稿: ruko | 2005/12/29 23:33

再び、こちらにお邪魔します。
こんばんは。
TBありがとうございました。
こちらからも送らせていただきます。

わたしも、デイトンがアリソンの故郷だと1度調べて知っていたはずだけど、完全に忘れていました。
アメリカの大都会以外の町のコミュニティー内の繋がりは日本の田舎以上なのかも。
CJのお母さんが亡くなってからの新しい家族構成がそう不自然じゃないとは…
アメリカで暮らしてらしたrukoさんのお話、いつもとても興味深いです。
ありがとうございます。

投稿: KEI | 2005/12/29 04:46

KEIさん、引き続き。

あの病気は患者も選びませんが、もちろん家族も選ばないのでCJがこれからつらい思いを抱えながら激務をこなしていくことを考えて、改めて胸が痛みました。カリフォルニアほど遠くはないけど、決して近くはないオハイオ。「来週また来るから」っていうことばが、胸を衝きました。

投稿: ruko | 2005/12/29 00:02

こちらにも、お邪魔します。
rukoさんも家族の方にあの病気の方がいらしたのですね。
わたしも身内にいて、この何年かのことだったので、
これはドラマだって思っても、いろいろ考えてしまいました。

投稿: KEI | 2005/12/28 14:07

Snowdrops-Fairyさん、こんばんは。

エピソードの中でも触れられていたとおり、CJ父の病気はたくさんの人がかかる病気なので、書くことを自粛する必要はないかな、とも思います。ただ、近い人間が実際に壊れていくのを見ているのといないのでは、受け止め方がかなり違うかな、とは思いますが…。

私の祖父はもちろん、CJ父のように格好よくはなかったのですが、母親を亡くしてむしろ「お父さん子」だったであろうCJの心の打撃が痛ましかったです。

投稿: ruko | 2005/12/28 01:01

こんにちは。
今回のエピソードは何だかちょっと異色だとは思いましたが、何だかいろいろな裏話が隠されていたんですね。
デイトンがアリソンの故郷だったとは!
何だか素敵ですね。
あの同窓生の中に、本当の同窓生も混ざってたり・・・、はないですよね。(汗)

アメリカの郊外の地域事情、面白く読ませていただきました。
何年経っても変わっていないというのは、嬉しくもあり、疎ましく思う部分ももあるのかな、と思うんですが、どうでしょう?

rukoさんは近いご家族にこの病気の方がいらしたんですね。
そういう方にはまた今回のお話の印象が違うんでしょうか?
私は今回あまり軽率なことは書けない気がして、少し感想を書くのをためらってしまいました。

投稿: Snowdrops-Fairy | 2005/12/28 00:15

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» ザ・ホワイトハウス S4-13 「父の時計」THE LONG GOODBYE [Josh & Donna:The West Wing Blog "What's next?"]
今年最後の放送は、CJの単独エピソード。 本国でシーズン4が放送された年(日本でTWWの放送が始まった年)は、アリソン・ジャニーがCJ役で3度目のエミー賞を獲得した年。 しかも、この年からは主演女優としてのエントリー。 当時のフォーラムで、今回のエピソードは次のエミー賞のために作られた作品ではないかと話題になっていた記憶があります。 こんな特別エピソードは他のキャストには今のところ存在しないし、アーロン・ソーキン氏による脚本ではないものの、どんなCJの物語になっているのか楽しみにしていました... [続きを読む]

受信: 2005/12/29 04:33

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