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2006/02/23

つながる けものみち〈7話〉

さすが松本清張の原作!!お話が次のステージに進み、ますますおもしろくなってキタ。やっぱり平幹次朗を鬼頭にしているところが、強烈にこのドラマの「テレ朝らしい味」になっていますね…。最近、和田勉版(民子=名取裕子)について探してこのブログにいらっしゃる方も増えていますが、旧作では西村晃が鬼頭の役らしいです。

帰れない者たちへ帰れない者たちへ
中島みゆき 瀬尾一三

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米子さん(若村麻由美)の手の置き位置が民子さんと違うのですが、あの所作はどこからきているのか、どなたかご存知の方がいらしたら教えていただきたいです。見納めになっちゃったけど。以下、ネタバレ。

鬼頭毒殺未遂。そもそも致死量の毒は入っていなかったと判明します。にしても「どちらかが嘘をついている。そして、ふたりともこのままじゃ済まない」って言う秦野(吹越満)。虎の威を借るなんとやら、なんだけど、凄みがあります。

話の展開を見る限り、これは米子さんの"自爆テロ"だったわけね。で、そんなことしたらどうなるかってことも解ってて。民子が鬼頭に引ったてられてどこかに連れていかれたので一大事かと思ったら、そんなことだったなんて。でも、とても米子さんらしい。(やっぱり)16歳のときに麻布の屋敷に連れてこられ、何度も逃げようと思ったのに、いつかあそこが米子さんの宇宙になっていた。間接的に民子に殺されたも同然なんだけど、特に民子を恨んでいたわけでもなさそうで。

あり得ないと自分で解っていながら「お式はどこで挙げましょうか」とか「抱いて」とかって黒谷に迫るのがめちゃめちゃ哀しかった…。サファイアのイヤリングもきっちり民子に返してるし。古い放送を残していないので確認できないのですが、ずっと白と黒しか着ていなかったのに、きょうだけ、帯締めに赤をもってきていたんじゃないかと思います。とにかく、鮮烈な退場でした。

米子さんの「遺言」を受けて民子もまた新たな覚悟をしたようで、奈々美(上原美佐)を木崎(田丸麻紀)が嘘をついていると知りながらクビにしました。にしても、木崎(=小滝〈佐藤浩市〉)の真意はどこにあるのだろうか。

もうひとりの野心家さん、仲居の美代子(星野真里)。ちゃっかり間宮(長谷川朝晴)に入り込んでました。「黒革の手帖」ならさしずめ釈ちゃんの浪子の立ち位置なんだけど、無表情だったのが急にキャピキャピしちゃって、でもはすっぱな感じがイイ…。「付け火」なんて、今どきの若い子の口から出ると、おかしくてしょうがない。

でも間宮は完全に美代子のことは見切っている様子もあり、こいつもまた、ますますよくわからなくなってきました。頭は悪くなくて、最初は民子が計画的に近づいたつもりだったんだけど明らかに民子を足がかりに、何かしようとしている。そして米子さんが死んだことも知っている。そして小滝とつながってます。美代子、死に損キャラクター確定かなw

久恒(仲村トオル)は警察に退職願を出し、鬼頭のネタを週刊誌に売りにいきました。編集長の朝倉は去年「救命病棟24時」でちょっと気になっていた小市漫太郎ですよ〜。いきなりぽんと100万円♪でも、ネタはすぐ記事にはならず。もちろん政界のフィクサーに関する記事が普通の週刊誌を速攻で飾るなんて、あり得ないわけでして。久恒も刑事ならそのへんわかっててもいいんだけど、ねぇ。

「記事になてない!」って怒る久恒に朝倉は古い取材ノートを渡し、鬼頭に絡んである男を追っていた記者が行方不明になったことを告げます。その名前は桐沢柊次で、すかし撮りした写真に写っていたのはなんと、小滝。

間宮に「死相が出てる」と軽く言われた鬼頭はすべてを民子に残すべく遺言書をつくれと秦野に命令します。しかし秦野、沈みそうな船で、宝物は自分の手に入らないのをそのままにするはずがないよね…。

久恒の「けものみち参戦宣言」、そして「小滝を殺しとけ!」で今回は終わりましたが、次回またまたお話は大きく動く模様です。あ〜、公式サイト見るんじゃなかったよ…orz

それにしても、これでたぶん今クールのドラマはナンバー1が「時効警察」、ナンバー2が「けものみち」でほぼ確定しそう。テレ朝、すごいな〜。「アンフェア」も捨てがたいんだけど。

[これまでのレビュー]
赤い襖の謎 けものみち〈6話〉
一触即発 けものみち〈4,5話〉
疑惑→確信 けものみち〈3話〉
特濃です けものみち〈1話〉

【追記】TBさせていただきました。
「けものみち」#7 〜米子の伝言。 (ままこっちの何気ない日常

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コメント

ども!さん、コメントどうもありがとうございます。

若村さんの所作はやはり日本舞踊なのですか。手の置き位置や着物でのすり足に近いような動作など、米倉さんの着物姿では見られない動作は常に興味深かったので、情報うれしかったです。

ご結婚の折は確かに衝撃的でしたが、教えて頂いた公式サイトに行ったら春からはNHKの「マチベン」にもご出演のようですし、負けないで私たちの前に姿を見せてほしいですね。

投稿: ruko | 2006/03/06 22:14

はじめまして!

若村さんの所作のルーツについてお知りになりたいとのことですので、ファン暦10ン年の私がお答えさせていただきます。
若村さんは幼少の頃から日本舞踊をたしなんでおられまして、確か高校生くらいのときに名取になっています。着物姿の所作が美しいのはそのためかと存じます。
特に時代劇だと、芸者役や踊りの師匠役で美しい舞姿をみせていました。

残念ながら、結婚のせいで、世間からは色眼鏡で見られるようになってしまったため、「怪女優」のレッテルが貼られてしまったようです。そうなると、舞姿をテレビで見る事はかなわなくなるかもですねえ。

ちなみに公式サイトはこちらになります。ご参考までに・・・。
http://www.syunca.com/

投稿: ども! | 2006/03/06 14:18

FUUSさん、コメントありがとうございます。

確かに鬼頭の側近中の側近のふたりがどういう決断をするのかは、かなりポイントになりそうですね。黒谷が民子とどういう距離の取り方をしたいのか、そのあたりも興味があります。

メールアドレス入力に抵抗があれば適当な文字を入れていただければ…(汗)そういう方もときどきいらっしゃいますので。ココログは今月下旬に少し機能をアップするようなので、そのときメールアドレス入力のデフォルトに変更があるかどうか、確認しますね。

投稿: ruko | 2006/03/01 21:39

TB送りっぱなしになっててすいませんでした。夕べ、TBを送るときにコメントも書いたんですが、このブログではメールのアドレスの入力も必須なんですね?入力しないで送信したら、拒否されてしまったので、その場では送るのをみおくりました。

>しかし秦野、沈みそうな船で、宝物は自分の手に入らないのをそのままにするはずがないよね

秦野と鬼頭の関係がどういうものなのかは、ドラマでははっきり描かれてませんけど、でも今にも死にそうで、しかも自分には財産を残してくれそうもない老人に忠誠を尽くすより、これからのし上がりそうな小滝に着いたほうが得なように、視聴者としては思えますよね?
秦野がどういう決断を下すのか、気になるところです。
それと、忠誠心の塊黒谷は、もし鬼頭が死んだら、誰につくんでしょうね?彼は自分が上に立つ器ではなさそうですし、かといって、今のところは鬼頭以外の誰とも特別仲がいいようでもない。米子ももういないし・・・このへんも気になります。

投稿: FUUS | 2006/03/01 08:38

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いきなり余談ですが、この「けものみち」というタイトルを入力するたび 速水もこみちを連想してしまうのはなぜ? ←きっと私だけ 本筋に戻りまして、鬼頭の食事に毒が混入されていたことで、 秦野は民子を疑ったようですが、やっぱり犯人は米子。 でも民子には米子の真意がわかりません。 なぜなら彼女の行為は“未遂”だったからです。 彼女ほど鬼頭の信頼を得ていて身近に使えていたなら、もっと確実に 鬼頭を殺すことが可�... [続きを読む]

受信: 2006/03/01 00:46

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