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2006/03/02

次回最終回!! けものみち〈8話〉

今回も見どころ満載で息つく暇もありませんでした。smappieeさんから富山ロケ現場目撃情報いただいていたのですが、登場しましたね。ってか、どうしてサチウスな女は日本海側出身と決まっているんだろうw

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次回が最終回という認識があまりなかったため、登場人物の相次ぐ退場にちょっと口あんぐりでした。以下ネタバレ。

小滝さん(佐藤浩市)、ヤメ検(=検事を辞めた人)のワルという設定でしたか。筋が悪いや。やだな…。ここにきて久恒(仲村トオル)の存在感が大きくなっていて、なにげにgoodです。民子にコート着せてやるシーンなんて、最高。そして、秦野さん(吹越満)。本日も怪演ナリ!!

今回は鬼頭(平幹二朗)の死とそれを巡るドラマがメーン。秦野のように微妙な立ち位置の人間は生きにくいんじゃないかなぁとは予想していましたが、小滝を甘く見ていた、ということか。冒頭の車のシーンはライトに小滝と秦野の顔が浮かび上がる、という演出も含めてかなり見応えあり。結局、あのやり取りと小滝の命も取ろうとしたことで、秦野が生きる道は断たれたってことでしょうね。

殺しを「きれ〜いに」なかったことにしてもらった恩返しとして弁護士になり、鬼頭の側近にのぼりつめた男ですが、やっぱり最初が「殺し」だったのも、よくなかったのだ、と思った。

それにしても手を下したのが黒谷だったことにも驚きました。小滝、あまりにも隙なし。「殺しとけ!」って言う鬼頭の判断は正しかったのね(汗)。

そして、鬼頭も旅立ちました。米子さん(若村麻由美)の登場がまだ続く、というのはこういう意味だったんだ…。民子との最後の会話。「子どもを産め」、とは。そんな事を言いながらいざと言うときのために、と短刀を渡す意味がよくわからなかったが、その謎は後半解けます。

白い喪服の民子の帯留めから目が離せない〜。芳仙閣のおかみ(東ちづる)に売ったタンザナイトの帯留めも強烈に美しかったけど。上を見ればキリがないのね〜こういう世界は、ホントに。

ついでに、喪服姿になった途端、米子さんが乗り移ったかのような喋り方になった民子にも思わず笑ってしまいました。「クロタニ〜」はもうちょっと頑張れたと思ったけど。

鬼頭が「お前の命ひとりでは済まない」と言って渡したUSBキー。東京地検特捜部がいくらガサ入れしても、最も重要なデータはあの中に入っているということでしょう。それも、キーは2つに分けられていた。秦野がいや〜な笑いを浮かべていたことからも、彼にもそのことは知らされていなかったと考えていいよね?

一方、鬼頭の不動産と動産すべてを承継することになった民子だけど、名義を個人にせず「マスカレード」にすることにした。こういう嗅覚がやはり「けものみちの歩き方を知っている」ということですね。

周囲の動きも賑やか。木崎(田丸麻紀)はさりげなくマスカレードを退職。奈々美(上原美佐)をどう使う算段?あと、ガサ入れに加わってたってことは木崎は検事ってことで問題ないですか?

麻布の屋敷の様子は細かく知っている様子の間宮代議士(長谷川朝晴)。事態が動くなぁ、って半ば嬉しそう、半ば面倒くさそうに言っていますが、彼はどこにつながっている?美代子(星野真里)と結婚するなどと言っている。意味不明。「笑うとバカなのが解る」「お大事に〜」っていう民子の暴言が気持ちイイですがw

芳仙閣のおかみvs. 民子の8千万円の現金が床に飛び散る対決シーンもかなり見物でした。お金を返し、気前よくマスカレードのジュエリーを買っていたけど、実は借金でどうにもならなかった、っていうのはむしろ拍子抜けでしたので、まだもうひとひねりほしいところ。

そして、民子を守ることにして強制捜査の入った鬼頭邸から民子と出奔した久恒。死期が近いことはわかっていて、敢えて民子という最高のカードを小滝に対してどう切るつもりなのか。民子に見せる屈折した優しさのようなものがなぜ妻には見せられないんでしょうねぇ。そのうえ絶妙なところで吐血して倒れちゃうし。

最後に小滝。真の狙いは第2の鬼頭となって裏社会のフィクサーとして生きるということなのか、鬼頭を潰すために敢えて闇社会に長い間潜伏していた「正義の味方」なのか、第3のパターンなのか。

ラスト、不気味すぎる笑いをたたえて富山の民子のところに現れました。最終回、どんな大団円にもってゆくのでしょうか。楽しみ過ぎます。

しかし、富山で生まれ育ってたら「逃げて」こようってとき、あんな目立ちまくる服装はしないだろ、民子。どうしたw あっという間に噂が広まるって。

[これまでのレビュー]
つながる けものみち〈7話〉
赤い襖の謎 けものみち〈6話〉
一触即発 けものみち〈4,5話〉
疑惑→確信 けものみち〈3話〉
特濃です けものみち〈1話〉

【追記】TBさせていただきました。
「けものみち」#8 〜終章へのプロローグ。 (ままこっちの何気ない日常

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コメント

FUUSさん、こんばんは。

私は高速道路からの景色しか立山連峰は見たことないのですがそれでも圧倒的な存在感がありました。冬場はお天気が荒れていることが多いので、あれ本当にきれいにロケできたのか実は合成なのか、ちょっと気になっているんですよ〜。

民子の着替え、服装、そして自宅も、武士の情けと思って突っ込んでいないですがご指摘の通りだと思います。髪型だってけっこうあんな風にするには時間がかかると思うし。米倉さんをあくまで引き立たせる、が第一目的と思いつつ、リアリティを失ってしまっては本末転倒ですね。

投稿: ruko | 2006/03/06 22:05

皆さんご指摘済みですけど、サチウス女は日本海コメントには笑っちゃいました。
しかし、今回の海のむこうに見える立山連峰は感動しましたね~。サチウスとしてではなく、幸せな旅行で一度は行ってみたいですね。

それと、民子の逃避行にそぐわない衣装、私も気になりました。まず第一に、よくまあ着替える時間があったもんだーと感心しましたよ。
あれだけ鬼頭家にもマスカレードにも捜査官がなだれ込んでたのに・・・あれ?そういえば、劇中で民子の自宅って一度もなかったように思いますね?

投稿: FUUS | 2006/03/06 01:30

ままこっちさん、こんばんは。

マークXの中でキレキレな秦野さんを観ながら「あぁ、今頃ままこっちさんこれ観てたら『ひーじーかーたー君!!』思い出してるだろうな」って思ってたんですよね、マジでw まぁ、私も思い出してたってことですけど(爆)。

佐藤浩市さんは貫祿のひとことですね。脂っぽいギトギトの一歩手前でとどまっているところがスゴイです。来週で終わっちゃうなんて、寂し過ぎます。

投稿: ruko | 2006/03/03 22:09

rukoさんーー!!!
あと1回でオシマイなんて、道理で急激な展開だと思ったんですよ。中身てんこ盛りで溢れんばかりの#8でしたよねー。
ヤメ検でワルな小滝。佐藤浩市の魅力炸裂、です!やっぱり鴨部長、カッコイイ・・・その小滝に激昂するケースケ、もとい、秦野の姿を見て「ひーじーかーたー君!」を思い出したのは私だけでしょうか(爆)
サミシイ、サチウスイとくればやっぱり日本海、です、北陸です。そういえば砂の器も北陸の話でした(大もとは)。荒波ざっぱーん、が似合うんですよねえ・・・
とにかく来週はゼッタイ見逃せませんね!相互TBさせていただきました♪

投稿: ままこっち | 2006/03/03 21:59

icewine5さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

サチウス女では、やはり寒い季節、波がどっぱーん!と寄せる日本海も必須アイテムってことなんでしょう…。

次回が最終回だと思ってなかったのでこのペース配分大丈夫なのかとさりげなく心配してしまいますが、びっくりするようなエンディングをちょっと期待して。

では、また〜。

投稿: ruko | 2006/03/03 21:20

rukoさん、こんにちは。
また、お邪魔させて頂きました!

けものみち、本当に目が離せないですね。rukoさんの感想、とても興味深いです。

サチウスな女が日本海側出身である点について(^^ゞ
私も見ていた時に同じ事を思いました。もうこれはデフォルトですね。
例えば、逃避先が鹿児島で海辺から見える桜島が噴煙をあげていて、雪のかわりに火山灰が降ってくるような設定はあり得ないってことですかね(笑)

小滝の真の狙いは気になりますね。
私としてはrukoさんのおっしゃる第三のパターンに期待していたりします。奇想天外な結末を用意していてくれると嬉しいです。

それではまた遊びに伺いますね。

投稿: icewine5 | 2006/03/03 12:48

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受信: 2006/03/06 01:31

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