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2006/04/15

パンドラの箱〈地上波第23話〉

なるほど。皇太后様から皇后様への政権交代はココがターニングポイントだったノカ!と感慨深い回でした。とはいうものの、今回のハン尚宮さまの動きが今後の悲劇の発端であることも間違いはなく…。

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レビューを書かないまま1週間過ぎつつあるのですが、どうも書かずにはいられませんでした(汗)。軽めに。

ハン尚宮さまの強い決意と皇后様の発言を受けて、皇太后さまは皇后様に奥での実権を譲ると発言します。1回目のときは「ワオ、皇太后さまって潔いのね」って素直に思ったんですけど2度目見ると実はそうじゃなかったんじゃないかという気がしてきました。

やり直しの競い合いでハン尚宮が勝つにせよチェ尚宮が勝つにせよ、女官・尚宮たちの間がぎくしゃくしてしまったことは現実で、すべてが落ち着くまでには時間もかかることが予想される。また、ハン尚宮が勝利し、全権を与えたとしても彼女が女官たちを掌握できる保証も、ない。

というわけで皇后のお手並み拝見、と。ダメだったらまた自分が出ていって強権発動する、という手もあるわけですから。もしうまくいけばそれもよし、と思っているに違いない……と思ってしまいました。

そんな皇太后さまの「二枚舌」を額面通り受け取らず「おみちびきを」とフォローを忘れない皇后様もかなりのやり手です。

そんなこんなで妨害や邪魔が入らない形で炊飯対決が実施され、ハン尚宮様が勝利を収めました。審査する女官全員の好みを知っていた、というのもスゴイんだが、どのご飯が誰に行くかコントロールできたのかどうか、やっぱり納得いきません。

「許さない」を連発するチェ尚宮様。あぁ、この頃から独り言大声でおっしゃる方だったのねw ホント、知らないんだから。

チョン尚宮さまに最高尚宮就任の報告をするハン尚宮さまとチャングム。この景色がもうめちゃめちゃ美しい。最近、日本の大河ドラマなどを観ていても、ロケしてても景色が美しいなぁと思うことや印象に残ることって少ないのでこういう映像は素敵です。

ハン尚宮は動揺する女官たちを前に異動を発表しますが、左遷されたのは「チャンゴ(醤庫)」行きを命じられたチェ尚宮だけ。それまではチェ尚宮たちにひれふさんばかりだった尚宮たちが一気によそよそしくなり、プライドの高いチェ尚宮はさらに傷つく。

ちょっと安心する反旗組の尚宮たちですが、ハン尚宮様は早速次の仕掛けを用意していました。チェ一族とオ・ギョモの癒着を捜査するため志願してサホンブ(司憲府)の監察へ異動したチョンホ様との強力タッグ。ネグミ(内禁衛)の長官がチョンホ様に優しくて泣きそうだった……。

復活した「出納係」としてチャングムがサオンウォンから各厨房へ流れる物資の帳簿をつけ始めたとたん出るは出るは、返品の数々。これまでは材料を多めに申請して、残った分は自分たちで使ったり横流ししたりしていた。

君たちは「多め亭@時効警察」のおかみさんか、と。

もちろん、ハン尚宮さまもチョンホさまもここまでの腐敗は予期していなかったにせよ、チェ一族につながる黒い利権の一端が判明してしまったとなれば、そりゃ彼らは死にものぐるいで反撃してきますよ。

これが結局はパンドラの箱だったかと思うとなんだかとても切なくなります。チョンホ様だってハン尚宮さまだって正しいことを正しくやろうとしただけなのに。

先のことに思いをいたす一方、ハン尚宮さまがチョン尚宮さまの教えを守って、最高尚宮として少しこれまでとは異なるアプローチを女官たちにしよう、という姿勢が見えたのがとても印象的。

「あなたを信頼している」

ということばをチャングムにもミン尚宮にもチャンイにも使ってます。そう言われてうれしくない人は、いないよね…。そしてもちろん「女官になってから一度も宮廷の外に出たことがない」チャンイを気遣うあたりも素敵。これが「ほんの少し余裕をもって」部下に接するということなのね。

チャングムは甘酢のかめにお手紙を託しました。もう「冬虫夏草が寂しい」なんて言ってハン尚宮さまドッキリさせたりしているくせに、ふたりとも鈍感すぎる。

でも、チャングムなぜミョンイママの日誌をあんなところに挟んだりしたんだろう。だいじに隠しておかなきゃいけない物ナンバー1でしょうに。ヨンノに盗まれちゃいました。

次回はいよいよチェ尚宮がチャングムの出生の秘密に気づくんだな。

【追記】TBさせていただきました。
 (愚者の楽園

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コメント

satesateさま二度目のこんばんは。

皇后様としては、皇太后様から移譲された権限をしっかり掌中におさめておくためにもビシッとした捌きが必要だったということなんだな〜って改めて思いますが、きっとこの時を虎視眈々と待っていたような気がするのは私だけでしょうか?

世の中広しといえど、私は2人の人間に「冬虫夏草ってかなしいですよね」って言われたら、その2人の間に何かあると思ってしまうと思うんですが、あいかわらずじれったいですw

投稿: ruko | 2006/04/15 22:55

rukoさん、こんばんは。

この23話、2回目みて、改めてびっくりの回でした。

皇后さまへの、政権交代と、
権限委譲後の最初の一歩の、裁きの見事さ。
「女官長はしばらく、スラッカンに関わるな」は
彼女の指示だったんですねー。
赤い流星じゃなかった、赤い彗星、なかなかヤルな、、。
こんな早い時期から、活躍していたんですね。

あと、チャングムの「冬虫夏草って、悲しいですよね」発言、それも、ハン尚宮さまに、、、。
そんなつぶやきをしていたとは、2回目みるまで、全く気がつきませんでした。
侮り難し、「チャングムの誓い」です。

投稿: satesate | 2006/04/15 21:08

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ありがとうございます。皇太后さまの決定に、 ハン尚宮さまより、先にお礼をいっちゃった、赤い彗星・皇后。 老獪な尚宮たち。 「タイヘイカンのことも、今回のことも、皇后は立派な意見をもっている」 後宮のことは皇后にまかせる。 皇太后さまに、お墨付きをもらい、皇后の地位確立へ歩みだした赤い彗星。 「皇太后様が見守ってくださらねば」 と表面上、しおらしいことを言う、皇后様。 さて、皇后様... [続きを読む]

受信: 2006/04/15 21:11

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