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2006/04/22

「大向こう」を考えた。

5月の「平成若衆歌舞伎」に向けてのブログに「大向こう」についてのエントリが出ていました。驚嘆。今度の公演で「大向こうをかけてみませんか」と呼びかけていました。エントリはコチラ

いまのところ2回行く予定ながら一気にテンションが……。渡辺保先生とのトークの折に、愛之助さんは「大向こうをかけると励まされる」と発言してらしたそうなので、それを受けてのことなのかな、と納得はしています。

でもヤダ。絶対ヤダ。

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→初心者的にはかなり参考になりました。「大向こう」をかけることは奨励してません(汗) 愛之助さん、亀治郎さん、松也さんという若手にインタビュー。このラインアップは何を狙っているのか気になる今日この頃です。

1月から歌舞伎を観に行くようになったばかりですが、歌舞伎座の3階席からスコーン!と大向こうが決まったのを聴き「あぁ、歌舞伎観にきたなぁ」と至福の一瞬を味わえるときもあれば「や〜め〜て〜」と心の中で叫んでいるときもあります。

これはとても感覚的なものなので「是か否か」と結論は出せないことだと思います。ただ、数少ない経験から、個人的には以下のことを感じています。

(1)相対的に女性の大向こうは舞台の雰囲気にそぐわず、タイミングはたぶん合っていても、場を壊していることが多い
(2)大きな声でスカッとかけられない踏ん切りの悪い大向こうはかけないほうがマシ
(3)下手な大向こうがかかると、かけた人に「コラァ」と思う一方で、かけられた役者さんになんとなくネガティブなイメージがわいてしまう

以下「誰が、どんなタイミングで大向こうをかけようが客の自由」と思っている方は、読まない方がいいのでご了承ください(汗)。

というわけで大論文を書いてしまった……。続きはkabuki雑記帳に移動しました。

「大向こう」を考えたでどうぞ。

イケてないかけ声をちょっとどうかと思っているのは私だけじゃないみたいなのでTBさせていただきました。
掛け声について。ぼやき (月夜に晩酌

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コメント

mitomitoさん、こんばんは。

知識が重要っていうのは「観ているだけでいっぱいいっぱい」のステージをなんとか脱しつつあるいまの自分にすごく感じることばです。なので、そこの「引き出し」をどう増やせるかが新しい楽しみなのかも。

>>男性だけで構成される歌舞伎の舞台に女性の声が混じるのって私は好みじゃない

まったく同感なのですが、ズバリこういう風に書くと「女性差別だ」とか言ってくる人がいそうでコワかったんですよね、正直……。っていう人は本当に歌舞伎の舞台を観たことがあるのかと問いただしたいくらいです。

ただ、一定数を超えないとはいえ女性が大向こうをかけているのは現実で、彼女たちはどんな気持ちでやっているのかと〜っても気になります(汗)。やっぱり役者さんに自分の思いを伝えたいっていうのがすべてを超越するのかどうか。

次の大阪は7月だと思うんですが、藤十郎さんの襲名披露で1等席2万円だそうなので(汗)その次の公演かな?よろしくお願いしまっす!

投稿: ruko | 2006/04/25 21:18

rukoさん、「演目に対する知識」って重要ですね。
男性だけで構成される歌舞伎の舞台に女性の声が混じるのって私は好みじゃないです。
客席からの声なんだから、いいんじゃないの?という考え方もあるかもしれないけど…
いつか関西方面に来られるときはご一緒させていただきたいです^^

投稿: mitomito | 2006/04/25 00:50

えりこさんこんばんは。コメントありがとです。

ミュージカルでかけないっていうのはすごいわかりますね。歌舞伎の「出や引っ込みでいちいち拍手するのはどうか」っていうベテラン観劇者の意見は、オーケストラなどの演奏のとき楽章の間で拍手しないのがルールになっているのと実は一緒なのかも、って思いました。

でも歌舞伎の場合は目の前にスッゴイものが出てきて拍手したくなっちゃう気持ちもなんとなくわかるんで、私も一緒に拍手していたりします。その「スッゴイもの」のレベルが昔と比べて下がっているのかしら…。

初心者や若い人が大向こうをかけられるようになったほうがいいという意見も賛成。でもやっぱり私は、かけてる相手が誰であっても、女性の声の大向こうは好きじゃありません。これはやっぱり生理的なものでうまく説明できないです……。

タイミングがあっていても女の人の声だとものすごく萎えるんですよね。なんでだろう。

投稿: ruko | 2006/04/24 00:22

rukoさん、こんばんは~。

歌舞伎の『大向こう』って初心者が突然かけることはやっぱり色々抵抗がありますよね。大向こうって歌舞伎の演目と一体化しているようなところもあると思うので、やはり場違いな掛け声やミーハー的な声が掛かるとため息出てしまいます。愛之助さんに対する大向こうには特に神経尖らせてしまうというのもファン心理ではありますよね。
ただ、初心者も若い人も『大向こう』の心得を研究した上でチャレンジしてほしいというのはありますね。いま掛け声入れてる年配の方たちの跡を継ぐという意味でも・・・。やっぱり歌舞伎には『大向こう』が必要だと思うし。かつて、若い歌舞伎好きな方が3階席や幕見席から大向こうをかけるタイミングとかを必死に勉強して声かけしているドキュメントがあったのをふと思い出しました。こういう人が増えてくれればいいなと・・・。

拍手が多すぎると往年の歌舞伎ファンが言っているというのは私も驚きです。やたら滅多に拍手すればいいとは思いませんが、すごいなぁと思ったり感動したりしたときは拍手することは悪いことではないのでは。歌舞伎はただでさえ『敷居が高くて観に行く気がしない』という特に若年層がまだ多い・・・。歌舞伎はもっと気を楽にして楽しむものなんだということを周囲に分かってもらう為にはまだまだなんでしょうねぇ。

ちなみに私はよくミュージカル観劇してますが、実はほとんど舞台のストーリー中に拍手をしたことがありません。ストーリーに集中したいという気持ちがあるので、周りが拍手をしても滅多に拍手したことないんですよ。カーテンコールではたくさん拍手しますが(笑)。
ただ、歌舞伎はミュージカルとは違って「すごいなぁ」と思ったときには拍手してます。そうさせる雰囲気があるのも歌舞伎の魅力だと思ってます。

あ、長々とつい・・・すみません(爆)

投稿: えりこ | 2006/04/23 23:34

mitomitoさん、こんばんは。

おっと、こんなところに歌舞伎ファン(元、かもしれないけど…)!

おっしゃる通りでタイミングとセンスが問われると思います。あとはやっぱり演目に対する知識もないとダメかなって……。私は「舞台効果」としての大向こうを楽しむ側にいたいなとおもっております。

よかったら今度歌舞伎、観にいきましょうよw 大阪にはたぶんこれからも遠征すると思いますので。

投稿: ruko | 2006/04/23 22:50

rukoさん、こんばんは。
一時期友人の影響で歌舞伎に足を運んでいたんだけど、最近はとんとご無沙汰です。
rukoさんのエントリー読んでたらまた見たくなってきました。

「大向こう」って気持ちよーく入るとキュっと空気が締まるような感じがしますよね。
>「あいのすけ〜」
想像しただけでも脱力です(汗)
歌舞伎と一緒にしないでよって言われそうですが、宝塚でも大向こうがカッコよく入った公演がありました。
年季の入った男性の声で、ココゾ!というタイミングで入っていたので、公演期間の最後の方には舞台効果の一部のようになっておりました。
やっぱ、タイミングとセンスが重要なんじゃないでしょうか。

投稿: mitomito | 2006/04/23 02:43

icewine5さん、コメントありがとです。

ものっそい勢いで歌舞伎を20ステージほど見て最近ちょっと混乱してるんですよね。それも「歌舞伎って何?」みたいな超根本的なところで。

PARCO歌舞伎はすとんと心に落ちたのにコクーン歌舞伎はまったく楽しめなかったのはなんでだろう、とか、客席と舞台が一体となる、といっても狎れ合いになるのは嫌だ、とか、エントリしたいんですけどなかなか考えがまとまりません。

そういう素朴な疑問のなかにこの「大向こう」も入っていたので、ひとつ課題をクリアしたな、って感じです。

役者さんは舞台に集中するとほかのことがあまり気にならなくなるらしく、愛之助さんも確か1月の「義賢最期」で熱中していて、ツケの音もあったのでお客さんが拍手しているのに気がつかなかった、というようなことを書いていたのをどこかで目にした記憶があります。

「初心者の分をわきまえる」というそこがいちばん難しいところなのかな、なんて思う今日この頃。

投稿: ruko | 2006/04/23 01:36

rukoさん、度々こんばんは。

rukoさんの力の入り具合がとてもよく伝わってきました。
私の歌舞伎座2回だけの経験では幸い、変な大向こうはなかったように思いますが、「あいのすけ~」という大向こう、怖いもの見たさで聞いてみたいような・・・(汗)
いやいや、やっぱり実際聞いたら、固まっちゃうと思ので、聞かない方がいいのでしょうけど。

>大向こうだけじゃなくて拍手に関しても「最近の客は拍手し過ぎ」
これは、驚きです。
でも、初めて観た時は私なぞ本当にどこで拍手していいのかもよく分からなくて、周囲の様子を見て拍手するという感じでした。

rukoさんのおっしゃるように変な大向こうは役者の価値が下がるというのもあると思うし、役者さん本人が実際演技している上で、変な大向こうがかかった時に心情ってどうなんだろう・・と心配になってしまいます。

いくら愛之助さんがもっと歌舞伎を見てほしい、掛け声をかけてほしいと仰られても、やはり初心者は初心者の分をわきまえて、観劇する良識が必要だなあと、自分のようなモノが言うのもエラソウですが、思います。

投稿: icewine5 | 2006/04/23 00:05

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